夏に、恋をした。


――――なんか可愛い…




場違いなことを考えながらも桜田の返答を待つ。

桜田は赤い顔を手で隠しながら、呟く。



「まぁ…」



やっぱり、と思ったのはなんでだろう。

きっと、桜田の優しさを知ってるから。



「…あたしでいいなら、我慢しなくていい…」


ボソッと呟くと桜田は目を見開いた。


「杉宮以外誰がいるんだよ」


ムッとしながら返された。


< 172 / 258 >

この作品をシェア

pagetop