GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
私は生まれた時からセレブのお嬢様。


ウチが貧乏だと思ったコトは一度もない。通っている学校は都内でも有名なお嬢様学校だし、プライベートの服はすべてブランドモノ。



小遣いをねだれば…使い切れない程の額をくれる。



でも、そんなお嬢様の私は援交(ウリ)に身を染めていた。







相手にするのは父よりも金のなさそうな男ばかり。



時々、お金を貰うのが申し訳なく思う。



私はベットのマットの下に通帳を戻して、布団の上に仰向けにダイブする。



私の援交はもう一人の私・愛染がさせているーーー・・・



彼女は私の中で必死に三郎さんを探してるんだと思う。



私自身にはウリをする理由が見つからないから…


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