君の隣で夢みた未来
小さな嘘≪side T≫
実子を家まで送り届けて、私は一人気ままなドライブを楽しんでいた。


車内では実子と色々な話をしていたけれど、何か違和感があった。


実子は圭介を好きじゃない。


好きな人は同学年に居ると言っていたけど、私の中では何かを守ろうとして言っている嘘なんだと、何となく気付いた。


好きな人の話は詳しくは聞かなかったけれど、きっと圭介と何かあったのだろう。


こんな、些細な違和感に気付いてしまう自分が嫌になる。



でも、どうして実子にそんな些細な嘘を吐かせてしまったのか。


私は少しショックだった。


信用してもらえていない。


そんな気がして…。



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