横で眠る「あなた」【未完】
第99章
高校の後輩が、大学に入ってきた。
彼も、自主ゼミに参加した。

その他にも、新しいメンバーが入ったので、歓迎会の意味を込めた飲み会を、理先輩の家ですることになった。

瑞穂と行くかどうか相談した。
歓迎を欠席するのも、良くないと話がまとまった。

大学入学後、初めて入る理先輩の家だった。

理先輩の家は、思っていたよりも、普通のアパートだった。
私は、ちょっと意外な気もした。

飲み会で、みんな結構お酒も入ってきていた。

そんな時、理先輩が「伊集院は、うちみたいな大学からは、学生は取らない。」と突然言い出した。
そして、「僕は、使う側の人間だ。」とも言い出した。

確かに、それは間違っていないけれど、突然言われた人たちは、戸惑って、反応に困っていた。

しかも、「僕と一緒にいるなら、身の危険があることも覚悟してほしい」などと言い出した。

その場は、お通夜のように静まり帰ってしまった。

私は、怒っていた。
なんで、こんな事を、突然言い出すのかと。

ただ、今怒ると間違いなく大声を出すことがわかっていた。
それは、理先輩のご近所にご迷惑だ。

それに、理先輩に平手打ちをする可能性も高い。
自主ゼミのメンバーの前で、平手打ちはされたくないだろう。

だから、私は静かに怒っていた。
1度帰って、朝早くに、訪ねてこようと思いながら、怒っていた。
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