横で眠る「あなた」【未完】
第104章
スカイラウンジでの歓迎会が終わって、次にどこか行くかという話になったけれど、私は、疲れてしまったので、帰ることにした。

安部くんが「恵理子さん。送りますよ。」と声をかけて来た。
そうしてもらうことにした。
帰る方向は一緒だし、安部くんに送って貰うなら、坂田さんも納得してくれるだろう。


坂田さんに、安部くんの歓迎会で、スカイラウンジに理先輩と阿部くんとの3人で行ったと話した。

坂田さんは「なんでそんな所でしたの?」と言った。
私は「理先輩が、予約いれたから。 それに瑞穂も来る予定だったんだよ。」と言った。

「理くんてさ、恵理ちゃんのこと口説く気マンマンだよね。」と言った。
「どうして、みんなそういうのかな? 私は坂田さんが好きなんだよ。 それに、理先輩だって、私の事は終わった事ってわかってると思うけどな。」と私は言った。

「理くんの気持ちに気づいてないのは、恵理ちゃんだけだよ。きっと。」と坂田さんは言った。

なんで、みんなヤヤコシクしたがるんだろうと私はうんざりしていた。


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