横で眠る「あなた」【未完】
第27章
2学期が始まった。
2学期は、3年生は大きな行事2つもあって、忙しい。

1つは、小学校と合同の運動会。
もう1つは、修学旅行。

他の学校は、2年生のうちに行ってるんだけど、うちの学校は受験と縁がない子が多いせいもあって、3年生で行く。

修学旅行で行く場所の歴史などを、2年生の後半から勉強して、ガイドブックを作ってと結構大変。
だからこそ、修学旅行本番は、盛り上がるんだって聞く。

今年は、運動会が終わって、1週間後修学旅行とういうとんでもないスケジュール!
先生も生徒も、てんやわんやの2学期の幕開けだった。

いつもの日程なら、運動会の委員と修旅の委員を掛け持ちする事も、できたけど今年は絶対に無理だった。

だから、ほとんどみんなどっちかの委員をやってます状態だった。
それじゃなきゃ、まわせない非常事態だった。

それでも、何とか、運動会を無事にやり終わり、恒例後夜祭もやった。
一息やっとつけたと、3年生と先生は思ったことだろう。

奏先輩と理先輩は、運動会を見に来てくれた。
こういう行事の時は、他にも色んな先輩たちが見にくるから、先輩たちがいても浮く事はなかった。

そして、後夜祭まで参加してしてくれた。
踊りながら、「修学旅行の間は、会えないね。寂しいよ。」と言われた。

「私も、寂しいです。お土産買ってきますね。」と言うと「楽しみにしている。」と理先輩は言った。
< 28 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop