横で眠る「あなた」【未完】
第73章
学園祭の少し前に、学校に卒論の為の取材に入っている大学生が来た。

学校の教師の数人などとも知り合いらしく、そのつてで来たらしい。

その頃、学校は、様々なところから注目をされていたので、取材や撮影が学校に入る事には、生徒も慣れていた。
1年目など、毎日の様子を、撮影していたテレビ局があったくらいだ。

それでも、個人で1週間滞在して、取材するというのは、珍しさを覚えた。
個人で来た場合、半日から1日で帰る場合が、一般的だったからだ。

私は、その大学生に学校を案内する役を、頼まれた。

「坂田俊介と言います。」と自己紹介をしてくれた。
しっかりとしたお兄さんとした印象をこの時に、この人に思った。

私が、忙しくなければ案内を役を引き受けていいと思ったけれど、演劇ユニットは、とにかく忙しくて、学校の案内を引き受けてる時間は、持てそうもなかった。

だから、とてもしっかりしている美智子という友人に、案内役を頼んだ。

時々は、坂田さんや美智子も含め友人たちと話すことはあったけれど、それでも、私が学校を案内するということは、なかった。

ただ、坂田さんと話しをしながら、大学に進学するかどうか含めて、今後の進路を考えていかないといかないといけないと、思った。

学園祭が終わったら、人への時間をもう少しだけ自分の時間にしてみようとも、思った。

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