横で眠る「あなた」【未完】
第86章
大学に入学をして、1泊2日のオリエンテーションがあった。
ゼミのアドバイザーとして、先輩たちが数人いた。

そのアドバイザイザーの顔ぶれの1人を見た時に、私は唖然とした。
理先輩いたからだった。

なんで、先輩が日本にいるのだろう?と思った。
アメリカにいるんじゃなかったのか?と思ったし、系列大学ではない大学ではない事も不思議だった。


夜、理先輩と話せる時間を何とか作った。
そこで私は、理先輩に聞いた。

アメリカにいる予定ではなかったのかと。
理先輩は、私と別れてすぐにアメリカを離れたと言った。
私が理先輩とのアメリカでの生活を、望んでいたら、アメリカからは帰って来なかったと言った。

系列大学ではなかったのは、理先輩自身が、学びたいと思う事が、この大学の方が、学べるからだという。

理先輩も、私が入学すると知って驚いたそうだ。
理先輩は、アドバイスする学生の名簿を見て、倉知恵理子というのは、同性同名の他人だろうか?と思ったと言った。

そして、オリエンテーションの挨拶の時に、私の顔を見て同性同名の他人ではないことに、嬉しさと衝撃を感じたそうだ。


今の私は、理先輩と知り合いだと知られたくない。
既に、理先輩への黄色い声は、挙がっていた。
そんな中で、理先輩と私が、昔はつきあっていたなんて、知られるのは、面倒だった。

しかも、実は私は、大学に入る前に、坂田さんとの結婚を決意していた。
2人の間での話しだったから、親に話しをしなければいけない話しだったけれど、私と坂田さんの中では、決まった話だった。

そんな私にとって、理先輩が元カレなどと言う情報は、知られたくない情報だった。

理先輩が、女の子とつきあうにしても、迷惑な情報だと思った。

だから、「できるだけ、以前の関係は関係なく、大学の先輩・後輩として、つきあって欲しい。」と言った。

理先輩は、「以前の関係は白紙にするよ。
そのうえで、きみのことを、もしも選ぶ場合もあるよね?
とりあえず、白紙にすることは、約束する」と、理先輩は言った。










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