しんゆう


私とリナは一昨年から同じクラスになり、趣味があっているのに気付くと、すぐに仲良くなった

私にとって、大好きな友達だ

「田畑もこのクラスなの?」

リナがニヤニヤしながら聞いてきた

「え」

思わず顔が赤くなる私

田畑とは、田畑タクのことで、私の好きな人である

「…見てない」
「アタシのは探したのに田畑のは探してないの?!」

リナがあり得ないといった表情で私にいう

「だってー…」
「だってじゃない!ま、教室に入れば分かることだしね、早く入ろ」
「え、ちょ、心の準備が…」

「あ、メグミ、今年も同じクラスか」
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