獣は禁断の果実を蝕むのか。

「で、決行できそう?」

「はい。」


「じゃあ、今度こそ、抜けてないように。」

「分かりました。」


「私の方は、あさって社長に決行。」

「じゃあ、明日で終わりに出来るようにしたいです。」


「そうなるといいわ。」


そう言いながら笑っていられたのは、つい数時間前まで。

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