結婚できるの?
会員からも心配されて、亜里沙は情けなかった。

仕事中の私情は禁物なのに。

今までずっと、そう思って頑張ってきたのに。

亜里沙は必死で自分を鼓舞しながら、何とか午前中の仕事を終えた。

昼休みになるとすぐに、亜里沙はジム近くのカフェに駆け込んだ。

一人になりたかった。

セルフサービスのカウンターでアイスティーとサンドイッチを買い、壁際の席に座る。

アイスティーを啜り、ほっと一息ついた途端、視界がぼやけてきた。
< 584 / 744 >

この作品をシェア

pagetop