結婚できるの?
数日後、亜里沙は美佐に声をかけた。

美佐はダンスとマシンのインストラクターを兼任している。

だからマシンのフロアで、会員がいないときを見計らって声をかけたのだ。


「美佐ちゃん。話があるんだけど、いい?」

「はい。何でしょうか?」

「一度ゆっくり話したいことがあるんだけど」

「私にですか……?」


美佐は亜里沙から誘われて、きょとんとしていた。
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