結婚できるの?
千香は不思議な気持ちで亜里沙に訊ねる。


「どうして私に電話してきたの?」

「自分でも分かんない。でも、千香の意見を聞きたくなったの。千香ならどうするだろう、って」

「私はジムで働いた経験もないけど?」

「それは関係ないの。一緒にタレント目指してたときの千香を思い出したから」


再び千香は黙ってしまう。

亜里沙は千香の反応に不安を感じながら、それでも思い切って言った。


「もし千香が嫌じゃなければ、会ってもらえないかな?」
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