結婚できるの?
フフッと笑う亜里沙。

酔いの混じった退廃的な笑いだった。


「どうして何もしないんですか?」

「えっ?」

「部屋に二人きりなんですよ?」

「それは……」


思いも寄らぬことを言われ、毅は動揺する。


「私を好きなんですよね? どうしてモノにしようとしないんですか?」
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