史上最悪!?な常務と
「ホント?」
「うん、ホント、ホント」
「でもきっとアタシが想像してるよりも
きっと大変なんだろねー」
清水サンはそう言うとアタシの肩をポンと叩いた。
「…ごめんね」
「なに謝ってんの?
謝る必要なんてないのに」
でも。
今度会うときは楽しい話しよ?
ジメジメグダグダ、こんな話聞くの嫌だもんね。
アタシは笑って応える。
「なに?笑って。
気持ち悪いなあ、桃山サンは!」
「気持ち悪いってなによ」
そうしてふたり、ケラケラと笑う。
なんだか街明かりも笑ってるみたい。