史上最悪!?な常務と
ん…?


あれ?

…違う。



どっかで。

このひと。


この後姿、どこかで。


あ。


嫌な予感…。



そして駅構内の隅へとやってきて

そのひとは柱にアタシをもたれさせるようにして

向かい合わせに立つ。



アイツだけではないように…、

でも、そんなアタシの祈り虚しく。



アタシの瞳に映ったのは。


…最悪。



呆然とそのひとの顔を見つめ
無意識に呟いた。


「嵯峨野…常務…」


一番関わりたくないひと。



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