史上最悪!?な常務と
ホント、面倒なのに捕まってしまった。

さっきの男より面倒かもしんない。


アタシは何も言わず、
常務から目を逸らした。



「中学生はこんな時間まで遊んでたらダメだろ?
早く帰りなさい」


は?
ちゅ…中学?

誰が中学生?

失礼なっ。


「これでも立派な社会人なんですけど!
っていうか嵯峨野常務の部下でしょっ!」


あまりの腹立たしさに必死になって大声で彼に怒鳴る。

バカにするのもいい加減にしてよねっ!


うわ、しまった。

興奮してるとはいえ、
またなんて仮にも自分のボスに向かってこんな言い方って。


後悔するもすでに時遅し。


「す…すみません…」


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