史上最悪!?な常務と
でも。
あんなひと。
大嫌いだけど。
再び彼の顔が浮かぶと。
今度は急に胸の奥がぎゅうっと苦しくなる。
考えたら酷いこと言われたり、
嫌なことされたりしたかもしれないけど。
でも彼はアタシをいろんな場面で助けてくれている。
それは間違いない事実で。
もしかしたら
アタシが思っている以上に、
気付いていないだけでもっとたくさん、
助けてくれているのかもしれない。
本来ならアタシひとりではできなかったことも彼が助けてくれたから。