史上最悪!?な常務と
なんか、やだな。
ここにいる女のひと。
ま、アタシはここに配属されて直で常務に付くことはないだろうから関係ないけど。
「桃山さん?」
「あっ、はい」
呼ばれてアタシは慌てて常務室へ入る。
わ、ここだけなんだか会社じゃないみたい。
落ち着いたお金持ちの家の一部屋みたいな感じ。
会社の中にもこういうとこってあるんだ。
緊張しながらもアタシは感心してきょろきょろと見渡す。
「そんな、物珍しいか」
え?
聞こえた声のほうを見ると。