史上最悪!?な常務と

アタシはその中から常務が使っていたはず…の
カップとソーサーを取り出す。


キレイな、深い、ブルー。


ドリッパーにフィルターをセットしコーヒーを。

そしてコーヒーメーカーにセットする。



少ししてコポコポと音をたてながらコーヒーのいい香りが
辺り一面に立ち込める。


じーっと一滴、一滴、
落ちるコーヒーを眺めながら考える。



常務ってなんでアタシのこといつもいじめるの…。

というのには子どもっぽいか。

怒られるってのとなんか違う。



仕事ができないから?

可愛げないから?

反抗するから?

だから鬱憤晴らしにちょうどいい?


……。


こんだけ条件が揃えば。

それも仕方ない…のか。


でも。

それでも。


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