史上最悪!?な常務と
でも、視線は感じる。
確実に。
なにか、やりました?
気に障るようなこととか?
嫌われるようなこととか?
こう無視されるとなんだか胸の奥がちくり。
そしてアタシはそのままそっと部屋を出る。
---バタン、
と扉を閉めて天井を向いてため息。
と、同時に。
「ねぇ、ねぇ、常務どうだった?」
「まだ機嫌悪い?」
向島さんと墨染さんが慌ててアタシの方に駆け寄ってきて話しかけてくる。
ほらやっぱり。
ふたりともわかってたんじゃない。
わかっててアタシにコーヒー持ってけとか言ったんだ。
ふーん、そうなんだ。
相変わらずやってくれますね。