史上最悪!?な常務と
-----------------------
土曜日。
「いってきまーす」
サキとはあの日以来、
触れないまま参観の日がやってきた。
アタシの気がかりをよそにサキは元気よく学校へと向かった。
くれぐれもケンとアタシには学校に来ないように、
そう念押しして。
「来ないようにってそう言われたら…、
気になって仕方ないんだけど…」
玄関先でサキを見送り、
アタシは小さくつぶやいて時計を見る。
10時半からだっけ。
さーて、
ギリギリで慌てるのも嫌だし、
早めに着替えとこうかな。