史上最悪!?な常務と

落ち着け、
落ち着くんだ、アヤ。


アタシが息が荒くなるのを大きく深呼吸しておさえる。

ゆっくりと正門まで進む。


校舎の中に入っていったのだろう、
常務の姿はもう見当たらず、


「なんですか?
アナタ?
用事あるの?ないの?」


「え?」


門の横にある小さな建物の中から守衛のおじさんが不審そうな顔をしてアタシに尋ねた。


「あっ、えっと。
すみません。
えーっと、今日の参観で…」


そう答えながら慌ててかばんから入校証を見せる。


なんでアタシが変質者のように見られるのよっ。

見られるべきは常務でしょっ!

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