史上最悪!?な常務と

アタシが混乱したまま、
あたふたと常務のところに行こうとしたとき。


「おい、桃山、
オマエのお父さんってやっぱりあの人だったんだな?」


サキの近くの席にいた男の子が声をかけた。


は?


「うん、わかった?
カッコイイでしょ?」


え?

なに平然と答えてんのよ。

ちょっとどういうことよ。

いつ常務がサキの父親になってんのよ。


「ちょ、…サ…」


親御さんのいるせいでざわめく教室に先生は苦笑しながら手をパンと叩く。


「はい、はい。
静かにー!!
もういいかな?
授業始めますよー?」


「はーい」
「まだー」
「はいっ」
「えー、もうちょっとー」

子どもたちが口々に答える。


私だって…。

ちょっと、待ってよ…。






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