史上最悪!?な常務と
彼はアタシの両腕を掴み、
押さえつける。
足をばたつかせようとしても器用に彼の足はアタシの足を挟み込み、
これまた自由を奪われた状態。
動けないでしょっ!
「なっ、なにやってんですかっ!
ここ、外ですよっ!
昼間ですよっ!」
必死で抵抗して大きな声で怒鳴るけど
「オマエなあ、そんな大声出したら
人が集まってくるだろうが」
呆れ顔で答える。
なに、その余裕。
「ぐ…」
でも彼の言うとおり、
こんなところで大声出したら…。
油断するんじゃなかった。
いや、
油断っていっても。
アタシ、この人のことが…。
そう思ったら腕から、足から、
ふうっと力が抜けてゆく。