史上最悪!?な常務と


「カナタお兄さんっておじさんなんだけど、
なんかすごいひとなんだよ?」


でも、お、おじさんって…。

アタシは苦笑する。


「でね、でね、
会社でもエライひとでアヤお姉ちゃんと一緒に仕事してるんだよ?」

常務から聞いた話だろう、
自慢そうにサキは話す。


「へー、姉ちゃん、玉の輿ってやつか?」

感心しながらケンが言う。


「そ、そんなんじゃないったら!」


「あのねー、お姉ちゃんさ、
もうアタシたち大丈夫なんだからそんなに力まないでもいいよ?
好きなひとがいるならそのひとと、ね?」

レナがうれしそうに言う。


「そうそう、俺ももうすぐ就活始まるし、
採用決まって卒業したら家計助けることできるしさ。
姉ちゃんが結婚して出て行っても大丈夫」

ケンもしっかりとした口調で話す。


「け…結婚っ!?
話が飛躍しすぎっ!」

頭がかーっとなってくる。


「サキも、サキだってもう4年生になるんだもん!
ひとりでなんでもできるから!」


「…うん、…うん。
ありがとう…」


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