史上最悪!?な常務と

食事中だったけどアタシは携帯を取り出し、
常務のアドレスを呼び出す。


「どうしたの?お姉ちゃん?
話、違えてしまったの?
だったら電話して、
諦めたらダメだよ」

レナは必死になって訴える。


電話するの?

してどうするの?


それよりも、
彼はアタシには電話しないほうがいいと判断した。

あのときそう言った。


あんなこと言われたんじゃ、
こっちからは連絡もできない。


それに…、
いつも強引な常務だったのに。

そう、
いつもの彼ならアタシが話を違えてたらその場で言ってたはず。


なのにどうして言わなかったの。


「お姉ちゃん?」


そのまま画面にある彼の名前をじっと見つめ、

少しして首を左右に振り、
携帯を元に戻した。


< 444 / 493 >

この作品をシェア

pagetop