史上最悪!?な常務と
えーっと、
部屋番号1103号だっけ。
エントランスに着いたアタシは呼び出し用のボタンを押す。
少しして、
部屋の呼び出し音が聞こえるけれど。
反応なし。
なんとなく常務がアタシに鍵を渡した時点でこうなることはなんとなく予感はしてたけど。
だって、
だいたいここで返事できるのなら私に鍵、
渡す必要なんてないもの。
しゃーないか。
アタシはため息ひとつついて今度は教えてもらった暗証番号もプッシュする。
エントランスの大きな自動扉が開く。
さーて、入りますか、ね。
アタシは大きく深呼吸して中へ入る。