史上最悪!?な常務と
そしてやってきた、
常務の部屋のドアの前。
ここにくるまで何度もオートロックにひっかかりどうにかやっとここまで来れたけれど。
で?
これからどうしたらいいの?
ここで待ってたらいいの?
ってなわけないか。
鍵、預かってしまったんだから。
アタシが持ってるってことは。
そういうことなんだから。
あー、なんか憂鬱。
なんとか部屋にあがりこむのは回避したい。
あ、そうだ、電話。
アタシは鞄から携帯を取り出し常務の携帯番号を鳴らす。