史上最悪!?な常務と

そうなんだ。

電話を鳴らしてアタシが迎えにきたこと気付かせればいいんだ。

あ、そうか。

はじめからそのことに気づいていれば。

それならここまでくる必要もなかったのに。


マンションのエントランスホールあたりから電話かければよかったんだ。


なーんだ、
アタシってダメだなあ。

そう思って苦笑しながら安堵する。


けれど。

……。


あれ?
なんで繋がらない?


聞こえるのは電源が切れているというアナウンス。


「うー…」


思わず唸ってしまう。


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