史上最悪!?な常務と
…おっと、いけない。
こんなことしてる場合じゃない、
掃除、掃除。
アタシは写真を元に戻し、
また部屋の中をガタガタと片付け始める。
ほんっといつから片付けしてないんだろ。
ほら、グラスだって洗って使えばいいのに、
次から次へと新しいのを使うから洗うものが増えていっちゃう。
散らかった本や雑誌だって決めた場所に置いておけば、
机やソファの上に散らばることもないのに。
しばらくして
「なんだ…?
さっきからうるさい…」
奥のほうから眠たそうな声が聞こえる。
「うるさいって…、
ちゃんと片付けないからでしょ?」
思わず文句を言った瞬間、
ハッとする。
そして
部屋のドアが開く。