史上最悪!?な常務と
あっ!
常務。
しまった。
ヤバ。
振り向けない。
そして
アタシの身体は固まる。
いつもの調子でやってしまった。
家で片付けるのと同じ調子でやってしまった。
あっ、そうだ、
アタシは彼を迎えに来たんだ。
片付けしにきたんじゃない。
「なに、…やってんだ…?」
アクビをし、
髪の毛をぐしゃぐしゃとしながら常務が言う。
「す…すみません…」
そして振り返り、
常務の姿を確認する。
え。
ええええっ!!
ちょ、ちょっと!
なに、そのカッコ。
上半身裸ってあり得ないっ!