お姫様のオオカミ
「部活、どうでした?」

「それなりに良かった」

「そうですか。それはよかったです」

『それなりに』ではあったが、多少は楽しかったみたいでよかった…

「でも、詩音いなくなったでしょ」

少し怒ったような口ぶりで言う。

「そっそれは…その、キャプテンに掃除を頼まれまして」

『キャプテン』といった瞬間、不機嫌顔になった。
そしてそのまま何も話さなくなった。
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