お姫様のオオカミ
部活が始まる。

私は部室の掃除。
この前掃除したばっかりなのに…
そんなことを思いながら掃除をした。

「…精が出るね」

「…ひっ!?」

突然の声に驚いた。
振り向くとそこにはキャプテンの姿が。

「そんなに驚かれるとは」

「すっすみません…」

「かわいいから許す」

「えっあっ…」

『かわいい』と言われ、どう返せばいいのかわからない。

「ふっ…かわいいなぁ」

そう言って私の頭を撫でる。
不思議と嫌な気持ちはしなかった。

「…あっあの、なにかご用でも?」

「いや、別にないよ。ちゃんとやってるか見に来ただけ」

「そうですか」

「…というのは表向きの理由で」

キャプテンは部室の鍵を締めた。
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