マフィアのボス⇔地味子!?
浅羽家は超高層ビルで
ポキッと折れそうなくらいだ。
ガチャ――――
エレベーターから降りると
すぐ入り口があり「社長室」と書いてある部屋に入った。
「で、今日はなんの商談ですか?」
「ああ!商談なんて嘘嘘!」
「え?」
「だってこうでもしないとあの人、夏弥ちゃんに会わせてくれないもの」
あの人とは多分あたしのお父さんのことだ。玲子さんとお父さんは同級生だったらしい。
ちなみにいうと、
幼なじみでもある。
「夏弥ちゃんと久しぶりに世間話がしたくてね♪」
「そうなんですか」
ちょっとホッとした。
小難しい商談をするのかなっと思っていた。
それから少し世間話をしていて、気がつけば結構時間が過ぎていた。
玲子さんは時計をみた後、
引き出しから何かを取りだし
あたしの手に置いた。
「プレゼント♪」
プレゼント?なんだろ?
手の中を見ると、可愛い薄いピンクのコサージュがあった。
「可愛い!!!!」
「私の手作りなの♪ぜひ使って?」
「はい!ありがとうございます!」
あたしはペコッとお辞儀をした。
「玲子様、次の商談の時間ですので…」
ドアの向こうで玲子さんの秘書がドア越しに言った。
「わかったわ、それじゃあまたね♪夏弥ちゃん!」
「はい!!」
あたしは軽くお辞儀をして
部屋をでていった。