マフィアのボス⇔地味子!?
ガヤガヤ…――――
会場の前はたくさんの人で賑わっていた。
「はい、これ」
大和からウィッグを渡された。
「はいはい」
それはあたしが女とバレないようにする変装のためのウィッグ。
ウルフカットの短髪で
あたしが被ると自分でもどっからどう見ても男にみえる。
「じゃ、行くか」
大和はガチャッとドアを開けた。
「「キャー!!!!!////」」
ドアを開けて
あたし達が車を降りると
黄色い歓声が巻き上がった。
「黒崎グループの方よね!?」
「大和さんに翼くんに輝くん!!!」
「大和さーん!!///」
婦人やご令嬢が幹部達に手を振っていた。
もちろん、幹部達は営業スマイルで返す。
大人気だこと…。
「夏弥くーん!!!////」
「「キャー!!!////」」
「夏弥くん、大人気ですね」
大和が笑いながら
あたしに耳打ちした。
「うるさい…!」
あたしはおまけだろうね。
幹部たちの。
「翼さん!要さんは居ないんですか?」
1人の女の人が翼に話しかけていた。
「体調不良で今日はいないんですよ」
「え~」
「翼、行くよ」
輝が翼を呼んで
あたし達は会場に入った。