冥界のエトランゼ


一日が終わり、放課後の頃の陽向はというと…


「…疲れた。」


運動神経のない私がマラソン大学を完走した時のような表情をしていた


こんなにも、やつれた陽向を初めて見た


「疲れたから、俺はもう帰る」


陽向はフラフラな状態のまま教室を出た


私はそのまま自分の机に向かい、先生に頼まれた日誌を書く


すると再び足音が聞こえた



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