冥界のエトランゼ


-次の日-


昨日のこともあり、憂鬱な気分で重い足取りで学校へ向かう


「なんや、暗い顔してどないしたん?」


後ろから声を掛けられ、不意に目隠しをされてしまった


「だーれだっ」


聞き覚えのあるこの声、関西弁…


「日陰!」


「あったりー!」


私は日陰の手から解放された


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