冥界のエトランゼ


「暗い顔して、どうしたん?」


「えっと、その…」


日陰になら、話してもいいかと思い、私の小さな悩みを聞いてもらった


「あの瑠奈が人間界いるんか」


日陰はあからさまに嫌な顔をした


「陽向のこと追いかけ回してる、あの憎たらしい女には俺、会いたくないわー」


「日陰は空野さんのこと嫌いなの?」


私は驚き、目を見開いた



< 68 / 82 >

この作品をシェア

pagetop