恋が生まれる瞬間
職員室へ向かう廊下には、5月の乾いた風が通り抜けている。


さっきより登校してきた生徒が増えていて、行き交う生徒で廊下が賑やかだ。


私と鳴瀬君がいたあの教室で、今日も誰かの1日が始まる





「鳴瀬君、私やっぱり学校好きだな」

「うん」

「私、頑張るね」





振り返ると、いつまでも変わらない私の大好きな笑顔の鳴瀬君がいた。










【完】
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