無理矢理☆キッス

3.ばいばい



放課後、


教室に戻ると私の机の上に一通、手紙が置いてあった。



リュウだ………



宛名を見なくてもわかる。



ケンカして謝りたいときは手紙に場所を書いて置いておこう。



そう提案したのは、私―――


そして、その場所にいくら怒っていても行かなければいけないという約束ごとを決めたのも、私――――




今日はずっとリュウのことを避けていた。


リュウもそれに気づいていたみたいだった。



ときどき、悲しそうなリュウの顔が目に入ったりもした。



でも私は避け続けた。



悲しいのは、リュウだけじゃないんだから…!



私のリュウに対しての感情は、怒りというより、悲しみだった。



私のこと好きって言ってくれた。



でも、ほかの女の人とキスをしていた。



ワケわかんないよ。


リュウ――――
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