【続】私は彼氏がキライです!?



なんとなく会話が途切れて、静かな沈黙が訪れた。



でも、おじさんとおばちゃんが優しい顔で私たちを見てくれるから・・・嬉しいけどちょっと恥ずかしくなった私は温かいお茶をすすった。



「仲良くやってんのか?」



おじさんに聞かれてアツと顔を見合わせる。



「仲いいよ。たぶん今年中に結婚するし」



「ぶっ・・・・・・!!」



予想外のアツの言葉に口に含んだお茶を吹き出してしまった。



「汚ねぇな」



「ごめん・・・だって」



いきなり何を言い出すのよっ!?



ちょっとくらい相談しといてよね?



私はてっきり夜にでも・・・こう、ちょっと改まって言うもんだと思ってたよ。



「そんな大切な事、お母さん聞いてないわよ?」



「だから今言ってんじゃん」



おじさんとおばちゃんの顔が真剣な表情に変わる。



どうしよう・・・。



「あの・・・まだ具体的な話じゃなくて、そうなりたいねって・・・うちの親もまだ早いって言ってて・・・でも、一緒にいたいねって・・・」



ダメだ・・・うまく言えない。




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