明日は晴れるかな
「てかさ,同じ空気吸うのいやなんだけどお⌒」

「それ分かる⌒」

「じゃ-出て行けよ。」

『へ??』
後ろのドアを見ると....

『せん...ぱい??』

「よ♪昨日鏡落としていったぞ。ほら。」

鏡??
それを渡しにわざわざ...
『ありがと-ございます。』

「てか,この騒ぎは??」

『えと....』

「安藤さんが,友達の彼氏とったんです。だから──」

「だからなに??」

「だから....」

「あ⌒だからいじめてるんだ??そうでしょ??」

「いじめてるなんて...そんな人聞きの悪いこと言わないでくださいよ。」

「そうよ。勘違いしないでください,太亮先輩。」

「太亮先輩とか呼ぶなよ。この状況見て,いじめじゃないんだ。とか思うやついねえだろ!!」

「......」

「柚季,どうなんだよ。いじめられてんじゃねえのか??」

『...それは』
皆を見る。
皆何か言いたげな表情で私を睨んでいる。
あぁ,ここでいじめられてるとか言ったら
もっと酷いことされるかも────

『私,いじめられてなんかないよ。』

「....本当か??」

『うん...』
つい先輩から目をそらしてしまう....

「じゃ-スリッパはどうしたんだ??」

『家に..忘れただけですよ。』

「そうか。でも,昨日帰るとき持ってなかったよな。」
『それは....』

「俺の勝ち♪」

『ッ.....』

「柚季いじめんなよ。いじめたら,俺,許さないから!!」
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