白球の彼方~君に託した夢~
「放課後だと練習見る時間が減るー。」
『どうせ走って終わりだろ。早くやろうぜ。』
そして俺達は放課後グランドに来ていた。
「えー、じゃあ早速走ってみましょうか。
三年は最後の大会があるから、一通りやったら部活行っていいぞ。」
体育の先生がテキパキと順序を言っていき
一年が走る番がやってくる。
「ちゃんと受けとってね!」
『わかってるよ。』
「よーい、バン!!!!」
ピストルの音と共に雛菊が走る。
え、めちゃくちゃ速ぇーじゃん。
俺は早くもバトンを受けとる姿勢に入る。
バトンを受け取る
調度手と手が0.5秒くらい重なる。