白球の彼方~君に託した夢~


バトンを受け取った俺はがむしゃらに走る。



少しでもあいつにいい姿を見せたくて

ただひたすら走る。




結果は一着でゴール。



「やったね翔也くん!かっこよかったよ!」

『あぁ、サンキュ!』




「じゃあ各々部活行ってらっしゃい!」




そう言われ俺と雛菊は顔を見合わせて
[野球が出来る]って感情が一致した。



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―――――――
――



「翔也くん振り向いたらぶっ飛ばすから!」
『向かねぇよ。』



部室には誰もいなく、
女子更衣室は吹奏楽部が使っている為
俺と雛菊は同じ部屋で着替えてる。



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