白球の彼方~君に託した夢~
「んま、さっきの東の言葉はきにすんな。これ以上俺は言う事ねぇな。そろそろ練習再開するんやからお前らも来い。」
船木先輩に急かされ俺と雛菊は部室を出る。
出る直前
ロッカーの一つに川辺辰矢(カワベシンヤ)と書かれた文字、そしてロッカーの上には
その人らしき写真があった。
もしかして、と思ったらもう部室は閉められた。
「川辺…。」
雛菊が呟く。
雛菊も同じ所を見ていたらしい。
俺と雛菊は初めて先輩の
こんな姿を見た。
きっと
東先輩の悲しい顔を
俺は忘れない。