白球の彼方~君に託した夢~
「翔也くんに迷惑かけると思ってずっと言えなかったんだけど…
付き合ってください。」
こんなハイスピードな展開に動じる俺。
返事…返さなきゃ…
『俺も…ずっと好きだった。』
「ふぇ?」
キョトンとした顔の雛菊。
そんな顔も大好きで
俺の心を変えてくれたたった一人の君。
『雛菊。俺からも改めて…付き合ってください!』
「…うんっ!」
こうして俺達は笑いあった。
ゆっくりと忍び寄る時間に気づかずに。