あたしの恋愛


頬が熱くなってるのが分かる。
あたしは、ひたすら泣いた。

龍ちゃんがキスをしようとした瞬間。

ーピンポーン。
とインターホンかわ鳴った。

気が緩んだ龍ちゃんを突き飛ばし
脱げ掛けの服を着てかばんを持ち
部屋から飛び出した。

階段を降りてる最中
龍ちゃんの叫び声が聞こえた。
怖くて振り返れない。

そのまま靴を履かずに家を出た。


とにかく目的地は無いが走り続けた。


『っつ…な、んでなの?リュ…ウチャんっ!うっうっー。』

あたしとすれ違った人は皆振り返る。

そんなのどうだっていい。


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