雪は白、真っ赤な太陽。


その時東雲ののどがごくっと鳴った。



ん?こいつなんか企んでるな?
まあ東雲がいい人っていうならいい人なのだろうし、万が一嫌だったら帰ればいいか。それに東雲にかぎってそんなことないか。


「うん、いいよ。わたし行く。」



「「ほんと?!よかった!一週間後に授業終わったら行こう。」」



それだけ言うと、東雲は眠ってしまった。

やっぱりさっきわたしが眠っていた時、東雲は起きてくれていたのだろう。



それにしても、東雲の従兄弟か・・

どんな人なんだろう?

女の子だといいな。


前にある大きな黒板をみようと思って、東雲から黒板に目を移すと
たくさんの視線がこちらを向いていた。





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