総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜
私は、右の拳を固く固く握ると
『……あーずまっ♪』
「あ?なんだ………ってうぉ!?」
極上の笑顔と共に、全力で拳を振り下ろした。
しかし、東が咄嗟に避けたために直撃はできなかった。
『ちッ……外したか』
「なんで舌打ち!?っつーか、俺はなんで殴られなきゃいけない!?」
『制裁』
「怖ぇよぉお!!」
『情けない声出すんじゃねぇ!!男だろうが!!』
「最強の幼なじみに殴られそうになりゃあ、誰だって悲鳴あげるわバカヤロー!!」